茶商って何?
 毎日飲んでいただいているお茶は、茶商という茶取扱い業者の手を経て皆さんのお手元に届いています。茶商とは、茶農家が作った荒茶(摘みたての茶葉を蒸し、揉み、乾燥させたもの)を仕入れ、それぞれの味に仕上げるべく、葉・茎・粉などの種類に選別し、火加減をして火入れを行い、品種のバランスを考えてブレンドするのが仕事です。
 池田製茶は、いわゆる茶商。鹿児島県内に27社ある社団法人鹿児島県茶市場の指定買受人として、県内の生産農家から集められたお茶を入札できる業者なのです。
なぜ池田製茶のお茶は美味しいのに安いのか…
 池田製茶が市場からお茶を仕入れることができるということは、ほかの中間問屋を通さずに、お客様に「質がいいのに価格が安いお茶」をお届けできるということなのです。通常だったらいくつかの問屋を通り、値段は少しずつ増えていきます。しかし、池田製茶なら、市場で仕入れてすぐにお客様に販売できるので、その分価格が抑えられるという訳です。お客様から「1000円のお茶とは思えないほど美味しい!」と喜んでいただけるのも、そういう理由があったのです。

ブレンドは茶師(茶商)の腕の見せ所
 いいお茶を安くお届けすることのほかに、注目したいのが茶師のブレンドのワザ。入札で仕入れた荒茶を「甘味がある」「形がよい」「色がよい」「香りがよい」という特徴に大きく分け、これをどのように、どのような割合でブレンドするかで、お茶の味が決まってくるのです。ブレンドと一言でいうと、「あまり良いイメージが湧かない・・・」という方もいらっしゃると思いますが、お茶屋のいうブレンドとは、お茶を、より味良くバランスのとれたものにし、品質を一定に保つ為にブレンドする事をいいます。逆に単一品種のお茶は、味にかたよりがあり、あっさりしすぎて物足りないという感じを受けると思います。よって、ブレンドは、日本人の奥深く繊細な味覚には欠かせない、茶師の腕の見せ所なのです。

池田製茶の味「さつまやぶきた華」が生まれるまで
 池田製茶では、さまざまなニーズにお応えできるよう、茶種、質、共に豊富なバリエーションを取り揃えておりますが、なんといっても一番人気は「さつまやぶきた華」。色と味が濃い茶葉を厳選してブレンドした当社の看板商品です。この味ができるまでには、さまざまな試行錯誤がありました。茶師の舌を頼りに、何度も何度も配合比を変えてのブレンド、火入れ加減の微調整を繰り返し、やっと納得のいく、池田製茶を代表する味にたどりつきました。「美味しい」とくり返し買ってくださるお客様が増えるたびに、ブレンドに妥協しないでよかった、と心からうれしくなります。これからもお客様に喜んでいただけるお茶をお届けできるよう精進したいと思っています。